ご挨拶
昭和9年(1934年)の創業以来、社会は大きな変貌を遂げてきましたが、
弊社は、皆様のお力添えもあって順調に営業を続けてくることができました。
弊社は、その名の通り材木屋なので当然のことですが、一貫して木の素晴らしさを伝え、
そしてよい材木を皆様にお届けすることに主眼を置いて働き続けてまいりました。
その間、日本人の生活様式は大きく変わり、建築様式も変わってきましたが
今なお、木材は私たちの生活に、なくてはならないものとして、
しっかりと根付いております。
木造住宅に暮らすと心が安らぐとよく言われます。
木材は目に優しく、香りがよく、肌に優しい。
このような木材の特質・魅力を人は意識せずとも日々受け止めながら
生活していると言ってよいと思います。
その他にも木材にはさまざまな長所があります。
たとえば木造軸組工法は他と比べると格段に設計の自由度が高いのです。
住む人に合った家を作りやすく、増改築も他と比べて容易にできます。
そして適度な乾燥状態を維持できれば、鉄やコンクリートよりも長持ちします。
目を地球環境に向ければ、木材の使用は、炭素を固定することで
環境保全につながるという一面もございます。
このように木材の特質・魅力、それを使用することのメリットを考えると、
これからも私たちの生活の中で、木材は重要な位置にあり続けるものと思われます。
一方、新建材は高品質の製品が次々と産み出されて、広く用いられております。
現在の建築では新建材の使用が前提となっており性能・コストの両面で必要不可欠
になっております。
また、設備機器は高性能で利便性が高いものが数多く製品化され、
広く普及するに至りました。これも無くてはならないものと言ってよいでしょう。
これからも木材を中心としつつも、高品質の新建材・設備機器の提供にも力を入れ
さらに木材の長所を生かした建築に取り組むことによって
皆様のお役に立って行きたいと考えております。
有限会社小林材木店 代表取締役社長 小林英二